水辺の希少生物たち −タヌキモからゲンゴロウまで−

トダセスジゲンゴロウの論文

DSCN4189.JPG トダセスジゲンゴロウ
トダセスジゲンゴロウCopelatus nakamurai Gueorguiev,1970は,小型ゲンゴロウ類の一種で,環境省および県版RDBに記載されている希少種です。東京都が原記載産地となっており、これまでに茨城県,栃木県,埼玉県,千葉県,愛知県,徳島県で生息が確認されています。このように局地的な分布を示しており、しかも河川敷の水たまりなどの極めて不安定な環境に生息しているため、生息環境や生活史についてはよく分かっていませんでした。
今回、2005年から本種の生息地調査を行ってきた結果を取りまとめました。
生息環境については、植物によるカバーとリターの堆積が重要であり、撹乱直後の裸地環境は好まず、生息地周囲の植物が繁茂したような植生遷移が進行した環境を好むことが分かりました。また、他の競合種が入り込みにくい不安定な一時的止水域に複数個体が集中して生息していました。

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ホシザキグリーン財団研究報告,13:215-226(2010),ホシザキグリーン財団
「利根川中流域における希少種トダセスジゲンゴロウの生息環境と生活史」 田島 文忠・柳田 紀行



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