水辺の希少生物たち −タヌキモからゲンゴロウまで−

イトタヌキモ,ミカワタヌキモ

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イトタヌキモ(ミカワタヌキモ)  Utricularia exoleta
タヌキモ科タヌキモ属
環境省 絶滅危惧U類
国内分布:東海、近畿、九州、沖縄



貧栄養のため池などに生育する。浮遊性または湿生で、茎は細く盛んに分枝して絡み合いマット状になる。水中葉、地中葉ともにわずかな捕虫嚢をつける。
夏〜秋に5cm前後の花茎を水面上に出し黄色で全幅3〜4mmの花を咲かせる。湿地上では冬を越せず一年草となるが、水中では植物体の一部が浮遊したまま越冬する。
本種とよく似るが、全幅約10mmの大型の花を咲かせるオオバナイトタヌキモ Utricularia gibba が海外から入ってきており、一部が逸出し野生化しているようである。
両種の見分け方は、オオバナイトタヌキモの花の大きさがイトタヌキモの2倍〜3倍以上大きくなるため容易であるが、開花時以外では区別が難しい。

オオバナイトタヌキモとの関係について、Taylor(1989)は両種を同種とみなし、本種を Utricularia gibba L.subsp. exoleta と命名したが、花の大きさが明らかに異なることから、角野(1994)はこれを認めず、現在は別種とされている。

オオバナイトタヌキモ.jpgオオバナイトタヌキモの花

参考文献

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